生活習慣病の方におすすめのアプリ
日本だけでなく世界的に大きな問題となっている生活習慣病ですが、世界保健機関(WHO)による世界保険統計によると2008年の世界の総死亡数は5700万人であったのに対し、その約63%が生活習慣病の関連死であったといいます。
生活習慣病(Non-communicable disease:NCD)とは、脳卒中やがん、心疾患、糖尿病、動脈硬化、高血圧といった病気全般をまとめて呼ぶ呼称となります。これらの病気の中でも特に深刻度が高いのが糖尿病で、他の病気と異なり生活習慣病によって直接死亡をしてしまう唯一の病状です。
糖尿病とは血糖値が高くなる病気です。人の体内には血液が流れていますが、その内容成分は常に一定ではなく、食事をした直後にはブドウ糖が血液中に増えるので一時的に血糖値が高くなります。しかし糖尿病になると血液中の糖を分解するインスリンが内臓機能の衰えによって分泌されにくくなるので、食事が終わって時間が経過してもずっと血糖値が下がらない状態になるのです。
なお健康な人の血糖値は空腹時で80~110mg/dl程度、満腹時でも140mg/dlくらいが上限となっています。糖尿病患者となるとこの上限値を超えた血糖値となってしまうため、検査によって140mg/dl以上の血糖値が検出された場合は相当深刻に症状が進んでいます。
血糖値の上昇は何らかの自覚症状を伴うものではなく、よほど重度に進行し合併症が発症してようやく自覚するほど発見が難しいものです。そのため定期的に検査を受けるとともに、予備軍として血糖値上昇傾向が見られ始めた早期から対策をしていくということが大切になります。糖尿病は一旦発症してしまうとそこから完治することはなく、一生をかけて病気と付き合っていくことになるのです。
継続的な健康管理にはスマホアプリが便利
糖尿病のための健康管理をしていくならスマホアプリの利用が大変便利です。
特に以下のWelbyマイカルテのアプリがおすすめです。
Welbyマイカルテは医療機関も推奨している大変使いやすいもので、毎日の健康管理を手軽に記録し、そこからかかりつけの医療機関からアドバイスを受けることができます。通常の糖尿病治療では週に数回通院をしなくてはいけないのですが、こうした通信アプリを使用することにより、通院回数を減らし容体を常時把握が可能です。
記録は食事の内容の他、運動内容や薬の服薬状況も含まれており、総合的な健康管理を一箇所でまとめて行うことができるようになっています。
記録内容は医師だけでなく栄養士のもとにも送信されるので、毎日の食事についてより良くしていくためのアドバイスがもらえます。