見た目も鮮やかで無料で遊べる音ゲー「VOEZ」

お風呂で音楽を聴く人

新感覚の音ゲー「VOES」とは

音ゲーは、10代の若い世代を中心に絶大な人気のあるジャンルです。古いものでは「太鼓の達人」といった大ヒットゲームがありますが、他にも「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル(スクフェス)」や「アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ」などといったスマホ発の人気ゲームも存在しています。

ゲームセンターに行くと大きな筐体がずらりと並んでいるという大人気ぶりが伺えますが、家庭用ゲーム機やスマホでも次々新作が登場しています。

ここ最近登場した注目の音ゲーの一つに「VOES」があります。「VOES」はスマホ版が先行で配信されたアプリで、遅れてNintendoswitch向けのソフトとしてダウンロード販売されるようになっています。Nintendoswitch版は2500円(税込)となっていますが、スマホ版は基本無料から利用をすることができます。ただし本格的に遊ぶためにはスマホ版では随時楽曲を自分で購入していかなくてはいけないので、無料版はあくまで最初のおためし版と思った方がよいでしょう。

無料でもやりこんでいくことで、それまで遊ぶことができなかった曲がアンロックされるようにもなるので、やりこみ要素は十分です。音ゲーとしてのUIも非常に特徴的で、いわゆる「落ちもの」としてタイミングをとっていくタイプの音ゲーではあるのですが、タップするスライド部分が移動できたり出入りをしたりといった流動性があります。

音ゲーでありながら恋愛ストーリーも楽しめる

「VOES」は水彩画風の爽やかなイラストがパッケージになっていることも大きな特徴です。これはゲームが単なる音ゲーだけでなく、やりこんでいくことで6人の若者が登場する、恋愛ストーリーとしても進行していくことが関係しています。もともと「VOES」は台湾のゲームメーカーが制作しているということもあり、物語の舞台は台湾に実在する「イーラン」という街をモチーフにした場所です。

そこで音楽を志す6人の男女が、青春を謳歌しながらストーリーを進めていくことで、ゲームが広がっていきます。新しい音楽がアンロックされるとそれにまつわるストーリーも新しく読めるようになるので、ゲームを進めていくモチベーションも自然と高くなるでしょう。ストーリーははっきりとした物語としてではなく、登場人物たちの日記として公開されていくというのも特徴的で、行間にある出来事を読者となるプレーヤーが想像で埋めていきます。

ストーリーに登場するイラストも水彩画風で非常に美しく、世界観を爽やかに表現してくれます。音ゲー部分のスライドもやりこむことで実際に楽器を演奏しているような感覚になれるので、より登場人物たちの気持ちにつながれます。